包丁を傷めるようなことは避けましょう

切る素材に気を付ける

切れ味が良く、強度もある包丁を使っていたとしても、切る素材の方にも気を付けないと、刃こぼれ等の原因になることがあります。
例えば、カチンコチンに凍った食材、凍った肉などを切ることは非常にリスキーです。
凍った食材にはあまり切れ味は関係なく、逆に刃に大きなダメージを与えてしまい兼ねません。
無理やり切ろうとしてむやみに力を入れたりすると、刃こぼれしたり、刃自体が割れ飛んだりして大事故になったりすることもあります。
そして、骨の硬い魚を下ろしたい場合などは、専門の包丁(出刃包丁等)を使いましょう。
しかし、出刃包丁は包丁自体に重さがあり、刃も厚いので、使うときには充分注意する必要があります。
魚などの油で滑ったりして指等にあたると大けがの元です。

包丁の当たるまな板も重要

無茶なものを切らない限り、食材を切ることは包丁に負担をかけてはいません。
切る時に、まな板にあたる時の方がダメージがあるのです。
鋭く研いだ刃が使う度につぶれていくのです。
大抵、まな板には木製やプラスチック製のものが使われます。
これらの素材は軟性で、刃物への衝撃が緩和されています。
見た目がおしゃれで、キッチンにおいてあると、ちょっとした鍋敷きの役割にもなるため、強化ガラスでできたまな板もありますが、包丁のためには、実はおすすめのものではないのです。
当たった時のダメージが木材やプラスチックの物に比べ強く、刃こぼれを起こす原因になる可能性があるからです。
また、包丁で切った食材を包丁で脇によける際は刃ではない、背の方(峰)を使ってやるようにしましょう。
意外と、刃を傷めてしまう行為です。
無為に包丁にダメージを与える行為を避け、お気に入りの包丁が長く切れ味良くいてくれるように心がけましょう。